間、髪を入れずに。


6月12日に初訪問した新井薬師の「豪」、3日後に再訪問しました。

酎ハイ 梅割り

ある方から酎ハイに梅エキスを入れたものがイケルと聞いていて、
メニューにはないのですが、頼んで作ってもらいました。
酎ハイはどうかするとアルコール臭が鼻につくことがありますが、
それを梅がかき消してとても奥行きのある味になっています。
ただ、梅を入れる量がとても難しく、ご主人も試行錯誤の様子。
かっちりと量が決まったら、晴れてメニューに載ることでしょう。

しらす青菜

呑兵衛のツボをぐいぐい押してくるひと品ですが、これはしょっぱかった。
小松菜の火の入り加減が絶妙だっただけに、惜しい感じでした。

煮込み

煮込みには牛のモツも使っている、ご主人からそう説明がありました。
味噌や脂分の薄いサラサラ系の煮込み…、そういうことになります。
これは味のまとまりがとてもよく、美味しい一皿でしたね。

レバ

刺しを出しているぐらいですから、鮮度には自信があるのだろうと思います。
適切な火の入れ具合で、パリッとした噛み応えを有するひと串です。

レバの焼き具合

画像では分かりにくいのですが、いい感じで焼けています。
刺しは刺し、焼きは焼きです。

ハツモト

歯応えと味の深みの両方を楽しめるハツモト、美味しく焼けています。
ハツモトだけで作った煮込みを食べてみたいなんて、ぼーっとしてみたり。

豚足

初回訪問時に、豚足があったらレポってくれという密命を受けていました。
残念ながら初回にはなかったのですが、この日はホワイトボードに書かれていました。
圧力鍋で加熱するのですが、これは明らかに加熱不足。
もう少し火を入れないと、肉が骨から外れてきません。
2年も前の記事ですが、豚足はこういうのがあたしの理想です。
この直前にコンデジのバッテリーが切れ、この画像は携帯での撮影でした。

このあと緑茶ハイを飲んで終えたのですが、客はあたしひとり。
いろんな話をして、聞いて、それはそれは濃い時間を過ごしました。
こういう時代ですから、店やご主人の情報はあらかじめ分かっています。
客が圧倒的に優位な立場で店に入っていく時代なんですよね。
そんな中でどうやって顧客をつけ、利益を出していくのか。
わずか8席のカウンターだけの店で、試行錯誤は続くことでしょう。

この日は、しらす青菜も、豚足もしょっぱかった。
焼き物以外の、いわばサイドディッシュには、もう少し注意が必要です。
野菜類が高いということは前回の記事で書きましたが、この日は、
ご主人にも思った通りのことを伝えてきました。
値段をどうするかは店の自由ですし、頼む頼まないは客の自由ですけれど。

反面、意欲的なメニューもたくさんあります。
モツ焼きだけではどうしても一本調子になってしまうことを、ご主人は知っています。
ただ、その意気込みが空回りしてしまうのでは、経費と労力の無駄です。
そのバランスを、これからどうやって取っていくのか。
聞けば、モツ焼き修行の前は板前をしていたこともあるのだとか。
肩の力が抜けてその腕が生かされるようになれば、いい店になります。
店としてはまだまだ粗削りですが、相当な可能性のある店です。
半年先、一年後と、折に触れて見守っていたい店です。
2012 / 06 / 19 ( Tue ) 20:00:32 | 美味しいもの | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
「焼き」ではないモツ


熱心に通う方の影響をもろに受け、矢も楯もたまらず行ってきました。
中野駅と新井薬師駅からほぼ等距離にある、「豪(ごう)」というお店です。
外観写真、なし…。

4月に開店したばかりだそうで、客筋も定まっていないようです。
こちらとしては美味しいモツがリーズナブルに食べられればいいので、
他人のことなど構っているヒマはありゃしません。
休みの日に訪れたのですが、気合が入り過ぎて開店40分前に到着。
しばらくあたりを散策しましたが時間を持て余して逆戻り、
すると開店15分前ぐらいにご主人が中に招き入れてくれました。
雨だったので、大いに助かりましたっけ。

生を食べたい気分だったので、こんなのを頼んでみました。

豚刺し盛

左奥がレバで手前の白いのがガツ、中央奥がタンで右手前がハツです。
気がつけば「刺し」を食べること自体久しぶりだったのですが、イケました。
ごま油に生姜とニンニクという、一種の王道を踏んでみました。
順位をつけると、ガツ>タン>ハツ>レバでしたね。
一緒にハイボールを飲んでいたんですが、画像なし…。
これで、430円でした。
そして、これに先立ってポテサラを頼んだのに、画像なし…。

シロ ネギ醤油

シロとカシラとキクを頼んだら味をどうするか尋ねられました。
そういうときは、決まって「お任せでお願いします。」と答えます。
だって、どう食べたら美味しいかを知っているのは、作り手が一番ですので。
逆に言えば、美味しく食べさせてくれよという、無言の圧力でもあります。

上のシロに続いて、カシラは自信の塩味。

カシラ 塩

焼き加減も上々で、カシラのゼラチン質を味わうことができます。
そして串のラストは、キク。
腸の周りの脂肪だときいたことがありますが、そうなんですかね。

キク 味噌

ネギ間になって出てきましたが、ちょっと味噌が多うございました。
串焼きはどれも一本100円、ありがたい価格設定です。
このあたりではホッピーを飲んでいたのですが、画像なし…。

次はタンチャーシュー、チャーシューという名ですが、焼いてある訳ではありません。

タンチャーシュー

豚のタンですから、先端を切り落としてこれで一本分ですね。
圧力鍋で加熱したとみえて、全体が均一の軟らかさになっています。
左奥に見える柚子胡椒が皿全体のアクセント、よくできています。
手間を考えると、350円は極めて妥当な値段かと思われます。

次は手作りのツクネ、軟骨を叩いて混ぜ込むことで独特の軽快な歯応えを出しています。

なんこつツクネ

その辺の惣菜屋のハンバーグなんか、目じゃない目じゃない。
180円という値段は、正直、ありがたいという感じですね。
このあたりではすでにナカのお代わりが三回に達していたはずですが、画像なし…。
家に持ち帰るように土産を調製してもらいましたが、これもまた画像なし…。
全部撮ったつもりでこれですから、いずれどこかに自分を置き忘れてきそうです。

メニュー表麺

メニュー裏面

日替わりメニュー

生野菜類が、ちょっと高めの設定だと感じます。
でも、あたしは食べないので、値段はまるで気になりません。
店としてはどこで利益を取るかが重要ですから、客が高いの安いの言ってもね。
高いと思えば頼まない、ただそれだけのことですから。

この他にもメニューがあってそれを見ていたのに、画像なし…。
この日はとことん間抜けな撮影に終始してしまったのでした。

まだできたばかりの店で、とにかく全体が粗削りです。
この訪問が6月12日(火)だったのですが、昨日15日(金)に再訪しました。
いろいろ確かめたいこともあったので間隔を置かずに再訪したのですが、
それはそれは大いなる収穫があったと言わざるを得ません。
ですが、昨日の訪問記を記すとこの倍の量になってしましますので、
今日のところはこれぐらいでキーボードから離れて飲卓に向かいます。

2012 / 06 / 16 ( Sat ) 16:17:53 | 美味しいもの | TrackBack(1) | Comment(0) | トップ↑
またしても、じんちゃん


まさかの二回転目@17:25を喰らったリベンジに、また本郷三丁目詣でです。

一番乗りかと思ったんですが、若い衆三人組に先を越されていました。
前回頼めなかったものを中心に、注文するものを決めていきます。

オーダー

とんびは、注文が通りませんでした。
なんか、汚ねえ字。(笑)

ボール

一杯目に炭酸が飲みたくて、ハイボール(通称ボール)。
グラスに指紋がついちゃってますね。

ガツ刺

ガツの、肉厚でなおかつ軟らかいところだけをボイルした逸品。
あたしの知る限りでは、最高のガツ刺です。
鼻をくすぐるのは「モツ臭さ」ではなくて「ガツの香り」です。

マカサラ

前回はピペッテ、今回はペンネ、変幻自在というか自由奔放というか。
イタリア人が大喜びしそうなアルデンティッシモの茹で加減です。

バイス

飲み物をバイスサワーに変えます。
紫蘇エキスだか何だかの甘酸っぱい味が、モツ焼きを引き立てます。
左側が焼酎をバイスで割ったグラス、マドラーが入っているのがバイス本体です。

チレ

チレというのは脾臓ですが、特筆すべきクセがある訳ではありません。
でも、何だか頼みたくなっちゃうんですね、これを。
じんちゃんのチレは、あたしの知る限りでは最高のチレです。
素材の質、掃除、カット、串打ち、焼き、全てが揃ってこその美味です。

レバ 横

前回ありつけなかったレバを、当然ですが、食べます。
なぜ当然かというと、美味しいからです。
流行りのチョイ焼きとか生同然などとは一線を画す火の入れ加減で、
臓物は生よりも熱を加えた方が美味いと再認識させられる一串です。
あたしは生も好んで食べますが、臓物に限らず、肉は加熱した方が美味い。
ただしレバは加熱し過ぎるとバッサバサになって食えたもんではありません。
美味しさがMaxになるように焼くのが、腕というものです。

レバ 縦

構図を変えただけですが、レバ表面の細胞がよく分かります。
一度でも冷凍をかけたレバは一発でそれと分かるものですが、
じんちゃんではそういう外道は絶対に出しません。
中華料理屋のレバニラなんて、冷凍のレバばかりですよね。

梅割り

どんどん勢いがついてきて、梅割りに突入します。
じんちゃんでは、アルコールは5杯までという決まりがあります。
ボール、バイス、ナカ、梅割り、梅割り、これで5杯です。
実際にそれ以上頼めないのかどうかは、実験していません。
梅割りは一気に酔いが回るので、注意が必要な一杯です。
以前、梅割りばかり三杯飲んで、ひどい目に遭ったこともあります。
25度の甲類焼酎に梅エキスを垂らすだけですから、それはね。
そして、つまらないことに拘るようですが、注ぎこぼしの美学。

タン

前回のは串から外れていたので、改めて串に刺さっている状態のタンです。
キスをするとき、相手と舌をからめることがありますね。
タンに、他の部位にない官能を感じるのは、キスのイメージでしょうか。

この他には、とんびの代わりに煮込みを頼み、焼きではあたしのマストである
テッポウとカシラとツクネ、そして最近お気に入りのアブラを頼んだのでした。
口直しは、前回と同様にキュウリを出してもらっています。
3130円というのは、じんちゃんでは少し使い過ぎ…という感じです。
ですがこの日はハナっからその気で出かけていたものですから、
3000円が5000円でもなんてこたあありゃしません。

じんちゃんの串は、とてもツブが大きいんです。
よそでモツ焼きを食べると、ボリュームのなさにガッカリします。
そして、冷凍の食材を出された時の、あの喪失感。
歳のせいかどんどん頭が硬くなっていって、どんどん店の淘汰が進みます。
あの店も消し、この店もダメ…などとやっていって、何軒残るでしょう。
じんちゃんは間違いなく残る中の一軒、それも常にセンターです。
肝臓を労わって、でもそれなりに鍛えて、あたしはまたじんちゃんに出向きます。
2012 / 06 / 12 ( Tue ) 12:47:25 | 美味しいもの | TrackBack(0) | Comment(2) | トップ↑
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