遊という個性。


長男のことが続いたので、次男の話を少し。

ちょっと前のことになるのだが、次男と二人で新宿へ出た。
自転車に乗れるようになってからというもの、とにもかくにも
自転車で出かけたい遊なので、その日も二台でツーリング気分だった。
途中は調子よく走って、いざ目的地目前となったところで、
その事件は起きたのだった。

それまでもあたしが前を走っては、時おり後ろを振り向き、
あたしについてこさせる形で走っていたのだった。
それがその瞬間だけは、あたしも確認を怠った。
遊も人込みの中で一瞬気が抜けたのだろうか。
遊があたしを見失ってしまったのだ。
あたしが直感的に「あっ」と思って振り返ったときには、
遊の姿は見えなかった。全身から血の気が引いた。

だがそのすぐ次の瞬間に、「とうちゃ~~ん!」という叫び声が聞こえた。
ホッとしてその音源に向かいながら、「なかなか機転の利くヤツだ。」と思った。
そうして叫べば、周りの人も迷子だと思うだろう。
心ある人なら、付き添っていてくれる。
その間にあたしが遊を見つければ、それでいいのだ。
「とうちゃ~~ん!」を3回聞いたところで、遊のところに着いた。
ところが、意外なことがあったのだ。
気丈にあたしを呼んでいたものだから、しっかりしていると思ったのに、
顔はもう半べそ以上のグシャグシャだったのである。
さすがは、小学校二年生。

だが、自分の置かれた「悪い状況」でも、適切な対応ができた。
帰宅してからカミさんと長男の前でこの一部始終を話して、
はぐれたと思ったときに機敏な対応ができたことは立派だと思う、と
言って改めて遊の機転を褒めてやった。
もう泣きべそをかく必要もなく、遊は妙に得意気だった。
あの泣き顔を、写真にでも撮れれば面白かったかもしれない。

二年生、覚えなければいけないことが、まだまだたんとある。




2005 / 08 / 25 ( Thu ) 21:15:19 | ガキンチョ日記 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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