お子様ランチ


ツリー 12月になって、街はクリスマスムードです。
 あたしはクリスマスが嫌いですが、
 店には店長が店長権限でツリーを出しました。
 高さがおよそ220cmもあります。
 本物のモミの木ではありませんが、
 まあ、25日まではこのまま出しておいて
 それっぽい雰囲気を提供します。

★アップ ツリーなんかどうでもいいあたしですが、
 トップのこの星とリボンはいいと思います。
 特に、リボンが気に入っています。
 光沢のある生地で、しかも純白です。
 食材なら名前も調理もわかるのですが、
 生地の名前などはさっぱり分からないあたしです。
 今聞いたら、「タフタ」という生地だそうです。
 ………聞くんじゃなかった………。

今日は、去る11月11日の「お子様ランチ」をご紹介しましょう。
ネタは古いのですが、料理の心構えに関する話です。
小学校五年生の男の子が二人、子供だけでのランチでした。
当日は小学校の70周年行事で、二人の親御さんたちは一日中お手伝いのお仕事。
「子供たちに昼ご飯を食べさせてやってほしい。」という親御さんの願いを聞き入れました。

ジャーマンポテト ジャガイモを茹でておいて、8㎜厚さのいちょう切りにします。
 サラダオイルでジャガイモに焼き色をつけます。
 弱目の火でじっくり焼くといいでしょう。
 別のフライパンでスライスしたタマネギを炒めます。
 スライスしたベーコンも投入して炒めます。
 ここで、炒め過ぎぐらいに炒めておきます。
キレイに色のついたジャガイモを混ぜて塩と胡椒で全体の味を決め、パセリを散らします。

カブとハムのマリネ カメラのせいなのか、フィルターがかかったように見えます。
 カブの皮を剥いて小さめの櫛形に切ります。
 薄~く塩をして、水が出たらサッと洗って軽く絞ります。
 キュウリも同様の下処理をしておきます。
 キャベツは軽く塩茹でして水気を切っておきます。
 ハムは短冊に切っておきます。
最後に材料全部の水気をもう一度しっかりと拭って、好みのドレッシングに漬けます。
カブにはピリッとした持ち味がありますので、それに合わせて粒マスタードが入っています。

子供には量をたくさん出すとそれがプレッシャーになってしまいますので、
こんな風に少量ずつを出すのがいいようですね。
魚を…とも思ったのですが、子供の好物は何といっても畜肉。
ベーコンとハムで見た目の安心感を与えたのも正解だったようです。

70周年記念オムライス この日のメインはこのオムライス。
 これまた妙な色の写真になってしまいました。
 これは一皿でドドンと出しておいて
 「両側から二人で食べなよ~」と言いました。
 一人の子はうんと食の細い子なので、
 いつも「食べきれるかな?」という不安を抱えています。
もう一人の子もそれを承知しているので、掟破りのサービスをしました。
二人でああでもないこうでもないと喋りながら、きれいに平らげてくれました。
実はスープも用意してあったのですが、スープの出番はありませんでした。
それは、二人がデザートを食べたいと言っていたので、全体の量を調整したからです。
デザートはチーズケーキを半分こ、飲み物はガムシロップでやや甘くしたアイスラテでした。

チーズケーキアイスラテ チーズケーキのワンポーション。
 二人で半分ずつ食べました。
 アイスラテを飲んだ二人、
 「美味しいコーヒー牛乳!」
 二人とも満足そうでした。
 めでたしめでたし、花丸ぅ!

後になって、親御さんたちから感謝と苦情を両方一度に頂戴しました。
感謝は、無理を聞き入れてもらってありがたかったという内容です。
苦情は、二人ともあの後「ああいう料理を作ってくれ。」と要求して困るというもの。
料理人冥利に尽きるということで、とても愉快な思いで聞いたあたしでした。

人に料理を食べさせるときには、相手の状況を思いやることが肝心。
そんなごくごく初歩的な心構えを、二人の小学生のおかげで再認識しました。
こちらからもありがとうね、ちびっ子。

追記
オーナメントの写真も撮ってみたのでUPしておきます。(12月6日)
オーナメント



2006 / 12 / 05 ( Tue ) 19:30:27 | 洋食 | TrackBack(0) | Comment(5) | トップ↑
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コメント
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新三さんてお優しいんですね。(*^^*)
本職の料理人とはいえ、子どもたちへの細かな心配りのランチ。。。
こんなにしてもらったものを戴けた二人はなんて幸せでしょう!
そう思いました。^^
確かに、食の細い子もいます。
遠慮して何を勧めても「いらないです」と言う子もいます。
「うちのお母さんは作らないで買ってくるよ。」と言う子もいます。
子どもって、見た目で食べないと拒否したり、食わず嫌いなところがありますよね。
「もうー!食べてみよう~というチャレンジ精神は無いの?あーだこーだ言ってないで食べてみればいいじゃないの!」と娘にも言うことがあります。
自分の家では食べないのに私が出したら食べて(他のお友達が食べていたからというのもあると思います)、お迎えのお母さんがそれを知ると、「食べたの?なんで?家では食べないのに、食べれるの?」なんて、子どもにちょっと文句言いたげなこともあったり。苦笑
子どもだから甘いものが好きというわけじゃなく、甘いものは敬遠されたり。
ケーキ屋さんの美味しいケーキには誰も目もくれずゲームに興じて、ポップコーンやスナックが出てくると集まってきたり。(>_<)
飽食の子どもに喜んで食べてもらうってむずかしいことですよね。
食生活が家庭ごとにバラエティで、嗜好も違うし、好き嫌いも多い気がします。
他所のお子さんに喜んで食べてもらうのは結構むずかしい。
幸い娘は生まれつき食の良い子で大概のものを興味を示して食べてくれて、普段2人きりの生活だけれど作る張り合いがあって娘には感謝しています。(*^^*)
他所で出されたものは、なるべく気持ち良く戴いて、食べた後には「ごちそうさまでした。」とちゃんとお礼を言うように娘には言っているのですが。。。どうでしょう。
(家族で外食に行ったら、最後お支払いした時にマクドナルドやケンタッキーなどのファーストフード以外のお店では、必ずお店の方に「ごちそうさまでした。」と会釈をしてお店を出るようにしています。)
うちに遊びに来てくれて、「□□食べる?」と聞いたら「うん、食べる!」と言ってくれて、「美味しいな♪○○○の母さん、作るの上手いな。」って小声で話しているのが聞こえたりして、娘と2人できれいに完食してくれる男の子がいました。
もう、一番大好きっe-415(笑)
ここから自分のブログに戻り、頂いたコメを読んで戻ってきました。(笑)
リンクして下さり、ありがとうございます☆(*^^*)
名前: シルフィー #UVEHx0xA : 2006/12/06 11:59 :URL [ 編集] | トップ↑
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ツリー、全然しょぼくないじゃないですか~!
銀と紫(なのかな?)でシックに出来上がってますね。
「お疲れ様でした」と店長さんにお伝え下さいw
子供のお客さんが来ると結構頭を使いますよね。
やっぱり楽しんで欲しいけど、そうかと言ってソーセージの
パン巻きとハンバーガーでは作ってる方もつまらない(笑)
「ああいう料理を作ってくれ。」と言われるなんて
100満点のお料理だった様ですね。 新三さんなら当たり前だけどw
お疲れ様でした。
名前: R* #cDvBsRdY : 2006/12/06 21:21 :URL [ 編集] | トップ↑
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シルフィーさん
子供に気に入られようと思って変に気を遣うと、ばれますよね。
子供ってとにかく敏感で、世辞追従は利きません。
子供相手の料理は、大人以上に気を配らないといけません。
ウチのガキ共も変に鋭くて、ちょっとした違いを指摘されます。
それがまた当たってるときてるんですよ、いつもいつも。
イヤなガキだこと、んっとに。(笑)
R*さん
しょぼいのはツリーじゃなくて、写真ですってば。(笑)
で、写真の発色が悪いんですけど、基本は金と銀です。
料理は、腕の振るい甲斐のあるものでしたよ。
ジャガイモの茹で加減とか、カブの塩加減とか、
案外繊細な部分もありましたからね。
普通の料理を洗練させるのは難しい、そう再認識しました。
名前: 新三 #brXp5Gdo : 2006/12/06 22:48 :URL [ 編集] | トップ↑
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お子様ランチというタイトルからは想像もできない、素敵なランチですね♪
栄養満点で、楽しく食べられるって大切ですよね。
ツリー、シックで素敵です。
我が家もあのクリスマスカラーが苦手で、ほとんどらしきものを飾りません。
先日初めて作ったクリスマスのお花のアレンジが唯一です。
名前: シーサー #6ykANi3k : 2006/12/08 13:41 :URL [ 編集] | トップ↑
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お返事が遅くなりました。
子供の食事ってのは、気を遣いますね。
大人は理屈で食べてくれる部分もありますけれど、
子供にはそれがありませんもの。
店で出すものも、連れている大人はともかくとして
子供が「美味しい」と言ってくれると安心します。
ツリー…、あたしはもう飽きました。(苦笑)
名前: 新三 #brXp5Gdo : 2006/12/09 12:02 :URL [ 編集] | トップ↑
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