代打、不可。


<人誰も逝く日を知らず彼岸花 山崎百合子>

自分がいつ死ぬのかなんて、誰にも分かりっこありません。
逆に、だからこそ、今日を力いっぱいに生きたいと思うのでしょう。
今食べたいものは、あくまでも今食べたい。
目の前にある酒は、生きているうちに飲みたい…。

「タコが食べたいっ!」
そう思い立ったのも、「逝く日」を知らないからでしょうか。
そういうときには「一番信頼のおける魚屋」にではなく、
「一番近くにある魚屋」へ突撃することになります。

新 「ちは。」
魚 「あ、毎度どうも。」
新 「ああ、今日はタコがないんだね…。」
魚 「うん、今日は入ってきてないや。」
新 「それじゃあ仕方ねえ、諦めるかな。」
魚 「イカのいいのならあるんだけどね。」
新 「あのスルメだろ。モノがいいのは今見たよ。」
魚 「イカ、どう?」
新 「いや、俺はタコが食いたいんだよ。」
魚 「昨日なら、大間の本マグロがあったんだけどねー。」
新 「いや、昨日は来られなかったし、タコが食いたいんだし。」
魚 「いいイカだよ、今日のは。」
新 「だから、それは見れば分かるって。」
魚 「あ、そう。」
新 「また覗くよ。」
魚 「相すみません。またどうぞ。」
新 「おう。でも、イカを一杯もらってこう。」
魚 「え?」
新 「タコの代わりじゃねーよ。イカがいいから買うんだ。」
魚 「そうなんだよ、今日のイカはいいんだ。」
新 「もうわかったよ。空っ手で帰りたくないから買うんだよ。」
魚 「どうも、毎度…。」
新 「お騒がせ。」

イカがタコの代わりになんて、なりっこありません。
どだい、あたしはタコでメシを食うことができないんです。
タコが食いたいときってのは、即ち飲む気満々てことです。
イカは悪酔いを誘うこともあるので要注意なのですが、
酒の肴が一品減ってしまうとなると、それはそれで困ります。
だから、肩透かしを食いつつも、イカを買ってきちゃいました。

イカは、ご飯のおかずとして用いることも可能です。
今回はイカがかなり美味しかったので、楽しめました。
魚屋のオヤジの向こうを張るつもりで、刺身は後回し。
ゲソとミミをさっと茹でて、ニラの茹でたのと合わせて、
辛子酢味噌でぬたのようにして食べました。
それから刺身、ねっとりとした身質には生姜よりワサビが合います。
悔しいから、残りは刺身じゃなくフライにでもしちゃおうかな。

あぁ、タコが食いてー。
2009 / 09 / 10 ( Thu ) 07:33:53 | 日記 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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