甘いだけでは物足りぬ


<林檎噛む歯に青春をかゞやかす 西島麦南>

蜜柑が冬の季語なのに対して、林檎は、実は秋の季語です。
それは、国光や紅玉といった品種が秋に実りを迎えるからなので、
今の感覚では季語と実際にわずかなズレがあるかもしれません。

さて、人間が甘いものを欲する生理、ありますよね。
甘いものが食べたいと感じる原因は、何だかご存知ですか。

甘いものを欲すること、それは、
体がビタミンCを求めている状態 と言われています。

ご存知のように人間はビタミンCを体内で作ることができませんので、
どうしても食べ物として経口で摂る必要があります。
栄養学の知れ渡らない昔、ビタミンC補充のほぼ唯一の手段が
果物の摂取だったことに疑いの余地はありません。
ビタミンCは本来酸っぱさとして認識されるべきものですが、
果物というのはどれもその種類に独特の甘さを持っています。
人間はいつしかその甘さをビタミンCと認識するようになりました。
誤認、錯覚、手っ取り早く言えばそんなところですね。

あたしは野菜嫌いでもありますが果物も好みません。
ビタミンCは芋とピーマンから補充している状態です。
それでもたまには果物を食べたくなることもあり、
突発的に自ら購入して家族を驚かせたりしています。

林檎と蜜柑

林檎は、親類が送ってくれた長野のサンふじです。
蜜柑は、珍しくネットで購入した愛媛の小粒です。

蜜が入って甘いばかりの林檎が嫌いなあたしにとっては、
きちんと酸味の立っている林檎はとてもありがたい品です。
蜜柑も甘いばかりの品種が目立つ昨今ですが、甘いと同時に
ちょっとキュッとなるぐらい酸っぱい蜜柑が好きです。
この蜜柑は一種のギャンブルでしたが、結果は大成功でした。

野菜の個性が薄れてきたという話は、今日昨日ではありません。
果物も同様で、糖度ばかりを重視する傾向には疑問を抱きます。
野菜も果物も種類ごとの個性があるからこそ楽しく美味しいので、
甘さに流れた没個性の品種などバカバカしいだけの駄物です。

人間も一緒だな。( ゚∀゚)ノ
2010 / 12 / 07 ( Tue ) 14:14:57 | 美味しいもの | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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