お腹いっぱい。


こんち、皆様いかがお過ごしでやんしょ。

あたくし、上野に写楽展を観に行って参りました。
歌舞伎友達のマキちゃんが誘ってくれるまで、展示を知りませんでしたねー。
写楽の実体は謎に包まれていますが、版画が歌舞伎役者中心なのは事実。
そこに、マキちゃんとあたしの共通する興味があったというわけです。

最後に国立博物館に行ったのは阿修羅展ですから、二年前!
ちょっと文化的な活動がおろそかになっていたようですね。
あ、だからといって、反省なんかちっともしちゃいませんけど。

で、写楽です。

写楽って、絵が上手くないんですね。
もとより写実的ではありませんし、描写も何だかヘナチョコなんです。
それじゃあ人間は立っていられないよ!というバランスの絵があったり、
そんな風に関節が曲がったら見世物小屋にも出られるよ!ってのがあったり。
構図にも安定感はありませんし、むしろアンバランスが身上であるかのようです。
また、着物の衿や裾あるいは皺などを描く「衣紋線」がすごく安直なんです。
ひょいと描いて、ハイ出来上がり!という感じが透けて見えるんですね。
雑と言えば雑、幼稚と言えば幼稚、大らかと言えば大らか、です。

でもね、でもね、ものすごいエネルギーを放ってくるんですよ。
当時の役者絵は、ブロマイドでもあり広告でもあります。
版画ですから、人気が出れば売れるだけ刷り続けますね。
そうなると実際には何百枚何千枚刷られたのか知れませんが、
展示されている版画には、ダークなエネルギーがとぐろを巻いています。

じっくりと鑑賞していたら、ヘトヘトに疲れてしまいました。
もちろん混雑ゆえの人いきれも疲労の原因ではありますが、
それにも増して展示作品の放つエネルギーに食われた格好です。
1時間半…、もうちょっとでしょうか。
怪人物「東洲斎写楽」を楽しむ時間は、濃密に過ぎたのでした。

残念なのは、所蔵がほとんど海外の美術館である点ですね。
日本は、日本人は、どうして写楽を手放してしまったのでしょう。
新たな興味も湧いたことですし、少し調べてみようかと思います。
久しぶりに、ツキツメストの血が騒いじゃって…、うふふ。
2011 / 06 / 06 ( Mon ) 18:42:58 | 日記 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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