最近美味しかったもの


<しかられる事も嬉しく桜餅 古賀トミ子>

明日は3月3日、雛祭りである。
女の子のいない我が家にはあまり縁がないが、雛祭りはいい行事だと思う。
ただ、「桃の節句」の別称がありながら桃の季節でないのが惜しい。
日本の伝統的な行事は旧暦で行うべきだと、私は今だにそう考えている。
♪灯りをつけましょぼんぼりに…というあの曲、人は意外と曲名を知らない。
また、三番までの歌詞を正しく覚えている人も少ないようだ。
掲句の桜餅、雛祭りとの直接的な関連はないが、共通項がある。
それは、やさしいピンク色をしているということだ。
桃に、菱餅に、白酒に染まった頬に、ピンク色は雛祭りの色として浮かぶ。
今年のように冬の寒さが厳しいとなおさら春が待たれるわけだが、
ほの暖かい春のテーマカラーとしてピンク色の存在感はあくまでも柔らかい。

最近、これはいける…というものをいくつか口にした。
以下は、その記録である。

銀座五丁目、「空也」の店構え。

空也の外観

50年から東京に暮らしていて、一度も食べたことがなかったのである。

空也の最中

小ぶりの最中、1個100円であった。
皮がもう少しパリッとしていることを期待したが、まず申し分ない。
小さいサイズというのも、私にはありがたいことだ。
持ち帰って家族に食べさせたところ、皆大いに気に入ったようだった。
次男にいたっては、続けざまに4つやらかしたほどだった。

私が最中を開封して食べたのは、有楽町のクリスピークリーム。
ドーナツ目当てではなく、座れる場所とコーヒーが目的であった。

クリクリのコーヒー

このコーヒーが美味しいということを力説している方がいるのだが、
そもそもドーナツ屋に入ることのない私にはまるで無縁であった。
それがこうして機会を得て、初めて味わうことになったのである。
結論から言うと、力説が的を射ている美味しい一杯ということになろう。
スターバックスの300円超のコーヒーよりも、こちらの280円の方がいい。
いがらっぽいだけのコーヒーとは違って、穏やかな甘味がある。
濃すぎず薄すぎず、最後の一滴まで飽きずに飲むことができた。
大袈裟になることを恐れずに言えば、これは収穫ととらえていいだろう。

次はヱビスの意欲作。

ヱビスの新作

中にはいただけないものもあったヱビスの変化球シリーズだが、
このビールは色々な意味でバランスが取れていてよくできている。
女性などには間違いなく受けそうな感じがするし、缶もお洒落だ。
ただ、香りが甘いので、決して私好みではない。
それと、ロビュションの名を前面に押し出しているのが気に食わない。

最後はシングルモルトのウイスキーだ。

山崎シングルモルト

サントリーの山崎蒸溜所でしか手に入らないという、珍しいものらしい。
サントリーの普通のウイスキーにありがちな雑味がまるで感じられず、
喉越しも、鼻に抜ける香りも、驚くほど滑かな出来上がりになっている。
ストレートで飲んだが、水で割っても間違いなく美味しいことだろう。
サントリーも、やればできるだけの技術は持っているようだ。

寒い寒いと言いつつ、季節は緩やかに春に向かっている。
近くの寺の名物である枝垂れ梅が、だいぶ花を開かせている。
花粉が飛び始めたのがつらいが、それも込みで春を満喫するとしよう。

2013 / 03 / 02 ( Sat ) 10:11:55 | 美味しいもの | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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