ればたら競馬論⑩


キズナの相手候補筆頭は、ロゴタイプ
言わずと知れた皐月賞馬だが、今年の牡馬はさほどレベルが高くない。
よく言えば上位拮抗だが、悪く言えばドングリの背比べである。
その中で、競馬が一番上手なのがロゴタイプということになる。
安定感は抜群で、連勝馬券の軸ならこれを選ぶべきかもしれない。

エピファネイア、潜在能力ならこれが一番かもしれない。
ただ、皐月賞のあのハイペース(前半1000mが58.0秒)でも掛かった。
それも潜在的なスピードの裏返しではあるのだけれど、
ダービーで掛かったらその瞬間にレースは終わってしまう。
それに加えて、ソエ気味だという情報が舞い込んできた。
調教で坂路に入れたのも気になるし、周辺情報の整理が必要だ。

コディーノ、厩舎の姿勢が気に食わない。
ノリの騎乗技術を高く評価していた藤沢厩舎が、突如ノリを下ろした。
これはもう、完全な喧嘩別れである。
確かに、皐月賞のコディーノはやや残念なレースになってしまった。
勝つチャンスがあるとすれば、もっと早めに動くことだった。
それをノリが我慢してしまったために、三着の憂き目を見た。
乗り替わるジョッキーは、なんとウィリアムズ。
馬以上に「行きたがる」ことで知られるイケイケ兄ちゃんだ。
なるほど皐月賞が仕掛け遅れなら、計算上はこれでいいことになる。
だが早仕掛けで先頭に立つのがG前1Fのところだとしたら、どうだろう。
NHKマイルのように、府中の直線はそこから様相が一変する。
後ろから飛んでくる何かに差されてしまうに違いない。

メイケイペガスター、これはダメだ。
共同通信杯は府中の千八、コーナーが二つというコース形態だった。
ノリがビシッと折り合いをつけて先行させ、直線はものの見事に弾けた。
だが続く若葉Sではまたしても掛かりまくって一番人気を裏切った。
藤岡佑介がどうこうではなく、馬がコーナーで行きたがるのだ。
あれでは府中の1マイル半をまともに走れるわけがない。
なぜNHKマイルを使わないのか、とアンカツが言っていたのもそこである。
コーナーが二つで、しかも広い府中なら、誤魔化せるというのだ。
ハマれば切れるが、ハマるまでにクリアすべき条件が多すぎる。
伸二は、腹を括って後方に控える競馬に徹するだろう。
しかし末脚が炸裂するのは、よほど運が向いた時だけと考えた方がいい。
府中か京都の外回り、距離はマイルから千八ぐらいで見直すタイプだろう。

皐月賞でのカミノタサハラ、消化不良だった。
それというのも四角で外に振られ、直線ではやや詰まるところもあった。
騎手が悪い。
外に振られた原因になったのは、勝ち馬のロゴタイプだった。
つまり、ミルコはここが勝負と思って進出していったのだが、
蛯名は一瞬判断が遅かったためにロゴタイプのアオリを食ったのだ。
弥生賞を勝った時は内田が乗っていたので、騎手の差が鮮明だった。
ところが、カミノタサハラはよもやの戦線離脱。
にもかかわらず、国枝厩舎+蛯名で、ヒラボクディープが出てくる。
こうなると、「強運」と言うしかないのではないか。
トライアルの青葉賞、7番人気ながらなかなかいいレースだった。
蛯名が折り合いに専念して、最後の最後にアタマ差だけ差し切った。
逃げたアポロソニックが二着に粘ったのだから、このアタマ差には価値がある。
BMSが先日死去したストームキャットで、何となく臭うような気もする。
だが、コース経験を得た有利さよりも、2400を続けて走ることの負担が気になる。
以前よりはダービーで好走する馬が増えたが、勝つまではどうなのだろうか。
アポロソニックにも、まったく同様の不安がついて回る。

NHKマイル勢では勝ったマイネルホウオウと三着のフラムドグロワール
ハマって勝った感じのホウオウよりも、先行して粘ったフラムが魅力的だ。
ただし、藤沢厩舎とノリの確執のおかげで、北村宏司に乗り替わった。
フラムに限っては、大きなマイナスになるだろうと見ている。
また、ダイワメジャー産駒で距離が持つのかどうか。
BMSのブライアンズタイムの血で補えるのだろうか。
マイネルホウオウのNHKマイルは、柴田大知のためのレースだった。
同じ幸運が、ダービーでまたしても降り注ぐことはないだろう。

忘れてならない馬が、他に二頭いる。
まずはミヤジタイガ、弥生賞の二着馬である。
僅差ではあるが、コディーノエピファネイアに先着しているのだ。
皐月賞はコパノリチャードの高速逃げを三番手で追走して潰れたが、
自分のペースを守って走れれば弥生賞の再現があってもおかしくない。
もう一頭は、タマモベストプレイである。
あまり人気にならないタイプで、馬券的な妙味もあるのではないか。
位置取りさえ間違えなければ、必ず上位に食い込むことだろう。

ディープだキンカメだだけではなく、ローエングリンやスズカフェニックス、
あるいはメイショウサムソンやフジキセキの子が走るのも興味の一つと言える。
種牡馬だけを見ていても、何やらワクワクしてくる顔ぶれなのだ。
また、豊が人気を背負って臨むというのがワクワク感に拍車をかける。
落馬負傷、社台とのスッタモンダ、色々あったが豊には豊であってほしい。

やや感傷的な内容もコミで、現段階での予想を書いてみた。
もちろん、ここで採り上げなかった馬にもチャンスはあるわけだ。
まずは、出走馬18頭が無事に走ってくれることを祈りたい。
また、レース後に故障が判明…というお約束も、勘弁してほしい。

前が止まらない馬場で、最もキツイのはキズナだろう。
仕掛けどころを間違えれば、脚を余して届かずに終わることもある。
ならば先行タイプが有利かというとさにあらず、コディーノについて書いたように
あまり早く先頭に立ったらそこからひっくり返される可能性がたっぷりある。
弥生賞のエピファネイアは、先頭に立ってから後続をちぎれずに、
かえってカミノタサハラとミヤジタイガの差しを食らっているのだ。
中山でさえそうなのだから、府中ならなおさらその危険がついて回る。
それを一番分かっている騎手が、馬を勝利へ導くのだろう。

あと二日、ワクワクドキドキはまだまだ続く。
2013 / 05 / 24 ( Fri ) 09:39:56 | 競馬 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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