ればたら競馬論⑯


的中したレースをすぐに記事にするのは浅ましい気もするが、
たった今考えていることを形に残しておきたいと思う。

ショウナンパンドラを買うことは、実は天皇賞直後から決めていた。
今月の1日に行われた天皇賞のレースをよく見てみると、
今日のパンドラの好走を予想できるヒントが潜んでいるのだ。
そのレースはこちら→→第152回天皇賞(秋)

後方からスムースにレースを進めていくパンドラ、池添は4コーナーで外を狙う。
だが右前方に戸崎鞍上のステファノスがいて進路が開かない。(1’48”あたり)
それどころか外からの圧力で、少しだけ内にスライドさえしている。(1’50”あたり)
池添はやはり外への進出を図るがこの時点でステファノスはすでに1馬身前で、
戸崎は手綱をしごいて本格的に馬を追い出しにかかっている。(1’53”あたり)
アナウンサーの「残り400の標識を通過する」の声の後カメラは先頭に振られるが、
そのカメラが引かれてもイスラボニータとステファノスまでしか入ってこない。(2’02”あたり)
直後にカメラが切り替わると、パンドラが左から三頭目に見えている。
ここではステファノスと2馬身の差があるように思う。
そこからパンドラはまだ末脚を伸ばし、結果は4着での入線。
先に抜けだしたステファノスとイスラボニータには及ばなかったものの、
イスラボニータとはハナ差、ステファノスとは3/4馬身差まで詰めている。

ラブリーデイは道中かかっていたのにこの勝ちっぷりで、強かった。
だが2着以下は順位など当てにならないレースだったと、私は見た。
現に、パンドラもステファノスと同じ33”4で3Fを上がっている。(レース最速タイ
要は、四角での位置取りが僅かに違えば、結果も違ったということなのだ。

池添は、そうとう悔しい思いをしていたのではないかと察する。
あの4着は、ヤツのヘマというよりはいわゆるレースのあやだった。
2着はあったのではないかと思い続けていたに違いない。
そんなことも加味して、JCではパンドラ本命と早くから決めていた。

パンドラをチョイスしたには、もう一つ大きな理由がある。
二千であのレースをしたラブリーデイが、マイル半でどうかということだ。
調教師自身が、ラブリーデイのベストは二千だと公言している。
だが今年の上昇度と今の調子なら府中の2400でも、そう言っていた。
ここにパンドラがつけ入る隙があると、私は考えていたのである。
ヌーヴォレコルトを封じ込めた秋華賞は見事だったがそれから沈黙した。
池添に手替わりした宝塚記念での3着の時に、「おっ」と感じた。
あのレースには、「復活の気配」のようなものがあったと思う。
休養に入ったが、秋初戦のオールカマーで再度レコルトを完封。
直線での豪快な差しを見て、天皇賞では敢然と中心に据えた。
結果は前述の通りの敗北、4着では馬券にならない。

だが、それが悔しくて追いかけた…というのとは話が違うのである。
天皇賞は、ラブリーデイが勝つ要素が多いレースだったのだ。
それが、つまり勝つ要素の多い少ないが、今回は逆転したのだ。
距離の延長、使われ続けた疲れ、川田→浜中→川田の乗り替わり、
ラブリーデイにとっては小さなマイナスの積み重ねが致命傷になった。
とはいうものの、道中かかって直線では早めに先頭に立つ形、
それでいて最後まで踏ん張っての3着は見事と言うほかない。
堂々の横綱相撲と言える、真っ向勝負の良いレースだった。
だが、それが勝ちにつながらないのが競馬の難しさだ。
ラブリーデイ陣営の捲土重来も、楽しみなことではある。

さて、わがパンドラだが、今日は池添に拍手を贈りたい。
道中は無理なく馬のペースで走らせて、スタミナを温存した。
問題の四角ではじっと我慢して前が開くのを待ちに待ち、
ラブリーデイが先頭に立った頃合いからムチを飛ばした。
この間も他馬に寄られたりカットされたりすることなく、
愛馬の脚を信じて乗っていた池添の我慢勝ちだろう。
実はもう一つ、勝利につながる出来事が1コーナーで起きた。
蛯名のカレンミロティックが内に切れ込みながら先頭に出る時に、
その直後にいた馬があおりを食らってごちゃついたのである。
本日のJCはこちら→→第35回ジャパンカップ
問題のシーンは0’43”あたりでカメラが切り替わる前後。
パンドラは幸いにもその一列後ろにいたので被害を免れた。
もしその集団の中にいてごちゃごちゃに巻き込まれていたとしたら、
ガッツリと引っ掛かってそこでパンドラのJCは終了していたことだろう。
大きいレースを勝つにはこういった運も必要だと、改めて感じる。

まれに見る大接戦で、レースとしてとても面白かった今年のJC。
4~15着がハナ・クビ・アタマ・ハナ・クビ×5・アタマ・クビ、
11頭がわずか0.3秒の中にひしめき合ってゴールインしているのだ。
馬券が的中してレースが面白いなら、まったくもって言うことはない。
第35回目のジャパンカップは、色々と印象に残るレースになった。

ジャパンカップ ショウナンパンドラ

今日のレースを回顧して、一頭「やたら良いレース」をしている馬を見つけた。
次走は意欲的に狙ってみたいが、長くなったのでそれは次回に譲ることにする。
2015 / 11 / 29 ( Sun ) 18:52:30 | 競馬 | TrackBack(0) | Comment(0) | トップ↑
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